アダラートと男医

中高年の高血圧の看護にアダラートを常備

 若い頃は血圧が正常でも、中高年になると高くなります。それは年齢とともに血管が固くなり柔軟性がなくなったり、血管の壁にコレステロールがたまって血管が細くなったりするためです。正常値は医師会や人間ドック学会によって異なりますが、上が140、下が90以上は高血圧です。安静時に140だと、緊張したり運動したりすると20~30は上がっていることが多いです。高血圧と診断されたら、内科の医師に相談して降圧剤を飲みましょう。塩分を控えた減塩食にすることも大事です。塩分が多い食事をとると血液を一定にしようと水分を取り込んで血流量がふえて血圧が上がります。降圧剤もいろんな種類があります。毎日飲む薬とは別に、180以上になると、アダラートという内服薬を飲むように言われることもあります。しばらく安静にしていても血圧が下がらない場合は飲んだほうがいいでしょう。血栓が脳の動脈にとべば、脳梗塞、心臓の血管にとべば心筋梗塞になる恐れがあるからです。血管の厚みが薄いところで出血すると、脳出血や腹部大動脈瘤破裂、胸部大動脈解離出血などにもなります。アダラートカプセルは針のようなもので穴をあけて、中の液を舌の下にたらすと、内服するよりも早く効きます。舌下の粘膜から速やかに血中に吸収されるからです。
 家族に高血圧の人がいる場合の看護は、激しい運動や熱いお風呂、極度の緊張状態、急激な温度の変化に気をつけるべきです。お風呂は熱いと緊張して血圧はあがり、適温だとリラックスして下がります。下がった血圧のまま寒い脱衣所にでると、急激にあがります。暖かい部屋から寒い脱衣所にいって服を脱ぐ時にもあがります。不眠や疲れも血圧があがる原因になります。高血圧の人は常にアダラートなどの降圧剤を持ち歩くことをお勧めします。