アダラートと男医

アダラートの安全性について

アダラートは高血圧の治療薬であり、カルシウム拮抗薬に分類されています。
血管中のカルシウム受容体の働きを阻害する事によってカルシウムが血管内に流入するのを阻害し、それによって血管が収縮するのを妨げる作用があり、高血圧に対して有効な治療薬となっています。
カルシウム拮抗薬は高血圧の治療薬としては第一選択薬となっていて、効果が高くて副作用が少なく、他の薬に影響を与えにくいといった特徴があります。
そのためにアダラートは比較的安全性の高い治療薬と言えます。
ただし、全く副作用が無いという訳では無く、血管の収縮を妨げて血管拡張作用があるために、めまい、動悸、頭痛、顔面の紅潮といった副作用が現れる事があります。
これらの作用は服用を続けていると徐々に落ち着いてくる事が多いのですが、もしも症状がひどい場合は医師に相談をした方が良いです。
この他には長期服用をしているとむくみや便秘、歯肉肥厚の副作用が現れる事があります。
また、食べ物との組み合わせでも注意が必要な場合もあります。
アダラートのようなカルシウム拮抗薬は肝臓の代謝酵素で代謝されるのですが、グレープフルーツやスウィーティーなどのフクノクマリンという成分が含まれている柑橘系には注意が必要です。
フクノクマリンはこの代謝酵素の働きを阻害する作用があり、アダラートが代謝されずに血中濃度が高くなってしまって過度に血圧を下げる可能性があります。
もしフクノクマリンを摂取すると酵素の働きが戻るまでに数日かかってしまうので、これらの柑橘系の果物は摂取しないように気をつけた方が良いです。
なお、柑橘系の果物には全てフクノクマリンが含まれているという訳では無いので、問題の無い柑橘系の果物もあります。